産経ニュース http://www.sankei.com/
2017.7.18 09:42
主将を欠いた水球日本男子はロシアに完敗、大本洋嗣監督「歯車がかみ合わなかった」
水球男子の日本は、過去の国際大会で持ち越した出場停止により主将の志水祐介(ブルボンKZ)が不在だったこともあり、ロシアに完敗した。第1ピリオドから守備が機能せず1-5とリードを許し、その後も失点を重ねた。
1次リーグでロシアと、第2戦の米国に勝つことを目標に掲げたが、早くもつまずいた。大本洋嗣監督は「歯車がかみ合わなかった。リズムに乗れないまま終わってしまった」と嘆いた。(共同)
水球男子、主将欠いた日本は完敗「リズム乗れず」
[2017年7月18日10時25分]
<水泳:世界選手権>◇第4日◇17日◇ブダペスト
水球は男子の競技が始まり、1次リーグD組の日本は初戦でロシアに8-15で敗れた。
過去の国際大会で持ち越した出場停止により主将の志水(ブルボンKZ)が不在だったこともあり、ロシアに完敗した。第1ピリオドから守備が機能せず1-5とリードを許し、その後も失点を重ねた。
1次リーグでロシアと、第2戦の米国に勝つことを目標に掲げたが、早くもつまずいた。大本監督は「歯車がかみ合わなかった。リズムに乗れないまま終わってしまった」と嘆いた。
毎日新聞 https://mainichi.jp/
世界選手権 日本、ロシアに完敗 水球男子
毎日新聞 2017年7月18日 東京夕刊
【ブダペスト村上正】水泳の世界選手権は第4日の17日、当地で行われ、シンクロナイズドスイミングの混合デュエット・テクニカルルーティン(TR)決勝で安部篤史、足立夢実(いずれも楓心舘シンクロク)組が86・2679点で前回大会から順位を一つ上げて4位に入った。
水球男子1次リーグD組の日本は初戦に臨み、ロシアに8-15で敗れた。
水球は女子1次リーグC組の日本が初戦に臨み、ハンガリーに11-20で敗れた。
歯車かみ合わず
攻守に精彩を欠き、最後まで歯車はかみ合わなかった。水球男子1次リーグD組で初戦に臨んだ日本は、ロシアに8-15で完敗した。
試合開始早々に2点を奪われるとロシアのペースで試合が進んだ。GK棚村の再三のファインセーブはあったものの、高さを生かしたロシアの攻撃を止めることができなかった。逆に日本は引いて守る相手を崩せず、ゴール前でフリーの状態を演出しても、枠外にボールを放つなど決定力を欠いた。
課題の体格差を埋めるため、相手のパスを奪ってカウンター攻撃につなげる戦術「パスラインディフェンス」を仕掛けるなど日本は水球の常識を覆す独自の戦い方を武器として世界に対抗してきた。さらに32年ぶりの五輪出場を果たした昨夏のリオデジャネイロで経験を積んだ。
だが、その戦術もライバル国に研究され、上位進出を目標にしていた大会で、いきなり出はなをくじかれた。大本洋嗣監督は次の米国戦での初勝利を誓った。【村上正】