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Channel: 猫と、水球。
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もし僕らのことばがウィスキーであったなら

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村上春樹ファン歴そろそろ30年のうりりん♪です。


土曜日のとあるTV番組が、ウィスキーの特集でした。

NHKの朝ドラで注目が集まったウィスキーなので、
入りはもちろん、竹鶴さんの事から。
また当時のスコットランドで活躍した日本人の事も少し。

番組はいよいよウィスキーの蒸留とかになって・・・

やっぱり。あれじゃん。・・・と思ったので、
早速本棚から引っ張り出してみました。


イメージ 1

これ。

久しぶりに読み返して、

アイラ島とか、昔ながらのやり方をする蒸留所とか、
この回を製作した人は、絶対にこの本参考にしてるだろ~

と、思いました。


この文章の初出(雑誌掲載)は確か1997年だったかな。

20年も経たないうちにウィスキーブームが来て、
もちろん彼がブームを意識してこの文章を書いたわけではないけど、


一時期の讃岐うどんブームは、
確実にこれが火付けです。

イメージ 2

この中の、
「讃岐・超ディープうどん紀行」

これは、読んだ当時は衝撃でした(笑)
こういう旅もあるんだ~って。


この単行本はとある女性ファッション誌に掲載された文章をまとめたものみたいで、
「うどん紀行」もその女性ファッション誌が初出。

うりりん♪と同じような衝撃を受けた女性たちがたくさんいて、
じわじわ~っとブームになっていったんではないかと思っています。

だって、当時のうどんブームの、皆さんの旅行スタイル、
この「うどん紀行」と全く同じなんですもん。

映画にもなりましたが、その映画見ていても、
やっぱりあれ(うどん紀行)じゃん、って思いましたもん。


この影響力は、村上春樹ならでは、でしょう。




彼にはノーベル文学賞をとって欲しいと思っています。
日本の誇りです。

でも、毎年逃すのは、逆にただの大衆作家に思ってる人も多いからとか。
彼に対する好みって、面白いくらいはっきりしてるしね。


まあそれならそれで、
彼の良さをわかってる人たちだけで楽しめばいいし、
後世に作品はしっかりと残っていって、歴史に名を刻むはずなので、
実はノーベル賞なんてどうでも良かったりして。

( ̄∇ ̄*)ゞ




PS:
どちらも旅行記なので、
村上作品が苦手な人にも読みやすいはずです。
オススメ。







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