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【リオ五輪】NEWS

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※新潟日報モアhttp://www.niigata-nippo.co.jp/

水球選手の健闘ねぎらう 柏崎の関係者

2016/08/15 18:28

 リオデジャネイロ五輪水球男子の1次リーグ最終戦が行われた15日、ブルボンウォーターポロクラブ柏崎(ブルボンKZ)の4選手の健闘を、地元柏崎市民はインターネットなどで見守った。結果は5連敗に終わったが、関係者からはねぎらいの声が上がった。

 元水球日本代表主将で柏崎市職員の永田敏さん(35)は、テレビ中継が無かったためネットで試合状況をチェック。「五輪のプレッシャーの中で4人はよく頑張った。まずはお疲れさまと言いたい」と後輩をたたえた。2020年の東京五輪を見据えて「リオ五輪で見つかった課題を4年間で修正してほしい」と話した。

 ブルボンKZの保田賢也選手が3年ほど前に勤務していた、柏崎市幸町の居酒屋「うんめもんやさん蔵」の店長、阿部貴紀さん(29)は「保田選手は得点を決めるなど活躍していた。東京五輪を目指して頑張ってほしい」と語った。                     



※毎日新聞http://mainichi.jp/

水球 男子1次リーグ 全敗が出発点に

2016年8月16日 東京朝刊

 1984年ロサンゼルス五輪以来32年ぶりとなる水球日本代表「ポセイドンジャパン」の五輪が終わった。決勝トーナメント進出を目標に掲げていたが、1次リーグ5戦全敗で敗退。主将の志水祐介(ブルボンKZ)は「1勝もできなかったのは悔しいが、日本の水球はやっとスタートラインに立てた。ここで後退せずに、一歩一歩しっかりと進んでいきたい」と前を向いた。
     昨夏の世界選手権金メダルのセルビアなど強豪ぞろいの1次リーグA組に入った日本。初戦のギリシャ戦では第3ピリオドまで7−4とリードしながら、最終ピリオドで逆転され1点差で惜敗した。それ以降は流れに乗りきれなかった。志水は「個人のレベルは上がってきているので自信をもっていい。あとは勝負どころ。多くの国際大会での経験がものを言う」と振り返る。

     日本は昨年、年間200日を超える合宿を敢行。相手のパスを奪ってカウンター攻撃につなげる独自の攻撃システム「パスラインディフェンス」を完成させた。大本洋嗣監督は「パスラインディフェンスは通用することが分かったが、小さなミスを強豪は見逃してくれない」と分析する。

     強豪国のメンバーはほとんどが海外リーグで活躍するプロ選手。日本の選手では、一部に限られる。現在、日本代表の拠点は国立スポーツ科学センター(東京都北区)だが、大本監督は「海外のクラブと提携して海外に活動拠点を置くなど、抜本的に取り組まないと戦えない」と危機感をにじませた。【芳賀竜也】



    志水、感謝の五輪 水球男子をけん引

    2016年08月15日23時58分 (更新 08月16日 00時12分)

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     水球男子日本代表の戦いが幕を閉じた。1次リーグ最終戦で昨年の世界選手権を制したセルビアに敗れ、5戦全敗。ほろ苦い結果となったが、32年ぶりの五輪の舞台で最後までチームをまとめたのが志水祐介主将(27)=熊本市出身=だ。「親には心から感謝している。やりたいことをやらせてくれた」。自身は母の流産危機を乗り越え産まれ、競技生活では数々の困難に負けず、臨んだ五輪だった。

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     「優しい子。いるだけで家族の雰囲気が和んだ」。母・由美子さん(67)は、闘争心に燃える水中の姿と異なる息子の一面を明かす。その志水選手は一家にとって待望の男児だった。医師から由美子さんは妊娠時、「40%の確率で流産する」と告げられていた。誕生した志水選手に母は「生まれてきてくれただけで喜びだった」。

     すくすくと育ち、サッカー少年だった京陵中2年の時、左膝のけがを機に水球に転向した。進学した強豪の埼玉栄高で活躍し筑波大2年で日本代表入り。ロンドン五輪は出場を逃し、引退も考えたが五輪を諦められなかった。一時中学校の講師になり「夢を持ちなさい」と生徒に語るうちに、「五輪に出たい」と中学時代に母に語っていたことを思い出した。生徒にもかなえる姿を見せようと武者修行を決断。ラーメン店などのアルバイトで資金を蓄え、ハンガリーなど強豪国のプロクラブでプレーし、視線を五輪に向けた。

     熊本地震後には京陵中に支援物資を届けるなど被災地を回った。「オリンピック頑張ってくださいね」。被災者を励ますつもりだったが、逆に激励された。「自分だけの五輪じゃない」。母にそう告げた。

     中学校で生徒会長、高校では寮長を務めるなど、早くからリーダーシップの素養があった。鋼の体を持つ武骨な男は、大量リードされても諦めない。手作りの横断幕を手にした母と姉の恵さん(34)にスタンドで見守られる中、チームを鼓舞した。夢を果たした。大舞台で奮闘した。間違いなく“勝者”だった。
    =2016/08/16付 西日本新聞朝刊=



    瑞穂のスポーツクラブ勤務で実力養成 水球男子・志水主将とGK棚村選手

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    日本-セルビア 相手の攻撃を防ぐ志水主将=リオデジャネイロで(今泉慶太撮影)

     【リオデジャネイロ=磯部旭弘】水球男子は十四日夜(日本時間朝)の一次リーグ最終戦のセルビア戦に8-12で敗れ、五連敗に終わった。日本の中心選手としてひのき舞台に出場した志水祐介主将(27)と棚村克行選手(27)はかつて瑞穂市のスポーツクラブのスタッフ。当時、リオに向け「東京五輪につなげたい」と吐露した志水主将は試合後「ここで学んだことを後退させない」と述べるなど、大きな糧を得た大会だった。
     セルビア戦で、志水主将は大柄な相手ともみ合いながら、ゴール前で激しいプレーの応酬を繰り広げた。棚村選手はゴールキーパーとして強烈なシュートをセーブし、チームを勢いづけた。ただセルビアの攻撃を防ぎ切れず突き放された。
     志水主将は熊本県、棚村選手は沖縄県生まれ。いずれも中学時代から水球を始めた。棚村選手は二〇一二年四月から一四年末ごろまで、県体育協会のスポーツ専門指導員として高校生らに水球を教えた。志水主将は一五年、棚村選手が岐阜にいた縁で来県。二人は「ぎふ瑞穂スポーツガーデン」で水泳教室などの講師を務めた。
     リオ行きを決めた昨年十二月のアジア選手権後、志水主将は「僕と棚村は本当に恵まれた環境でやらせていただいている。水球に集中でき、支援のおかげでいい結果につながった」と岐阜での生活に感謝した。一六年から二人は所属チームの本拠地・新潟県に移り、本番に備えた。

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    第2ピリオドで好セーブしたGK棚村選手=リオデジャネイロで(今泉慶太撮影)

     三十二年ぶりに五輪出場した水球男子は、勝利を挙げられなかった。志水主将は岐阜にいた当時、「東京五輪につながるようにしたい」とリオを見据えたが、世界の壁を痛感した大会だった。ただセルビア戦後に「オリンピックで学んだことをここで満足せず、後退させないことが大事」と述べ、今後への思いを新たにした。



    「東京五輪では強豪に勝つ」 川崎出身の水球男子・荒井選手

    2016年8月16日

     【リオ=福田真悟】リオデジャネイロ五輪で、三十二年ぶりの五輪出場を果たした水球男子。十四日(日本時間十五日午前)、予選リーグ第五戦でセルビアに8-12と敗れ、五戦全敗で目標の決勝トーナメント進出を逃した。メンバーの一人、川崎市出身で市立西高津中卒業の荒井陸(あつし)選手(22)=プラザハウス所属=は、この悔しさを胸に「東京五輪では強豪に勝てるチームに」と誓った。

     「水中の格闘技」と言われ、身長が一九〇センチ以上の選手がざらにいる水球。一六〇センチ台の荒井選手は「僕より小さい選手は見たことがない」と苦笑する。

     水球を始めたのは、小学生のころ。兄の影響で試しにやってみると「思ったより難しい」。スポーツなら何でも得意だった少年は、プールで何もできない自分を許せなかった。

     難しいからこそ、やりたい。反骨心から始めたが、何度も壁にぶつかった。手が小さく、最初は片手でボールを扱うのに苦労。高校入学時の身長は一五〇センチ足らずで、体格のいい上級生に歯が立たなかった。

     つらい日々を支えたのは中学時代から始めた水球ノート。練習内容や反省点を毎日記し、通用するプレーを模索した。部屋の片付け中に偶然、見つけた母美由貴さん(56)は「こんなに努力してたんだ」と驚いた。

     大柄な選手の懐に飛び込み、わずかな隙間を見つけてシュートする-。磨いたプレーを五輪の舞台でも発揮し、初戦のギリシャ戦で二得点。昨年の世界選手権で三位の格上を7-8と追い詰める戦いに貢献した。

     目標は果たせなかったが、手応えも感じた。これまで歯が立たなかった屈強なヨーロッパの選手から、試合後に「やりにくかった」と声をかけられた。「体格で劣る日本がそう思われるようになってきたのは、とてもいいこと」

     プレーを通じ、水球少年たちに伝えたいメッセージがある。「小さくてもできる」。四年後、東京からその思いを届けたいと、願っている。






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